花粉を持ち込まないわが家に
こんにちは。杜プラスです。2月20日はアレルギーの日だそうです。みなさん、ご存知でしたか?
1995年(平成7年)に財団法人日本アレルギー協会により制定された記念日。1966年(昭和41年)2月20日に免疫学者石坂公成・照子夫妻がアレルギーを起こす原因となる「IgE」抗体を発見したことに因みます。
この日の前後1週間を「アレルギー週間」とし、さまざまなアレルギーの啓発活動が行われています。そこで今回は、この「アレルギーの日」にちなんで、この時季ピークを迎える花粉症について取り上げ、症状を和らげる住まい方の工夫などについてお話します。
最近では国民の1/3を超える人が花粉症を発症しているといわれています。リサーチ会社のアンケートによると、2016年からの3年間、毎年40%近くの人が自分は花粉症だと答えています。また、親が花粉症の場合は子どもも花粉症になる可能性が高いといわれており、花粉症の人にアンケートを取ると、わが子も花粉症だという人は半数近くを占めてるそうです。
「鼻アレルギー診療ガイドライン2016年版」によると、5〜9歳の花粉症発症率は13.7%、10〜19歳になると31.4%までアップし、大人の発症率とほとんど変わりません。さらに、幼い子どもは症状を具体的に伝えることができないので、花粉症と気付いていない親御さんも多いかもしれません。子どもの症状を早期に発見し、対策を立てるのは大人の役目です。特に気をつけておきたいのが鼻づまりの症状です。子どもの鼻は小さくてつまりやすいため、くしゃみより鼻づまりが症状として出やすい傾向にあります。
子どもの鼻づまりを見分けるポイントは、口を開けているかどうかです。ご自身でも経験があると思いますが、鼻がつまると鼻で息をしづらくなり、口呼吸することが多くなっているはずなので、注意深く観察してあげてください。
では最初に、花粉症の症状を和らげる対策をいくつかご紹介しましょう。
一つが出掛ける時の服装です。花粉を寄せつけない服を意識することが大切で、表面がつるっとしたポリエステル・ナイロンなどの化学繊維や綿混の上着は、花粉が付着しても手で払いやすいので花粉対策に適しています。反対に繊維が長く、付着すると取り除きにくいウールやアクリル素材は避けた方がいいでしょう。花粉は目や鼻の粘膜に付着するので、二つ目は粘膜から花粉を取り除くこと。帰宅後に「洗眼」や「鼻うがい」を習慣化することをオススメします。最後に、栄養バランスのとれた食事し、免疫力を高めること。特に注目したいのが「乳酸菌」と「食物繊維」です。乳酸菌は腸内環境を整えることでよく知られていますが、免疫細胞のバランスを整える働きもあります。食物繊維は、腸内を整える善玉菌の増加を促す働きがあります。一方、脂質の摂りすぎは悪玉菌を腸内に増やすことにつながるため注意が必要です。また香辛料など刺激の強い食物は鼻の粘膜を刺激するため、アレルギー反応を促進させる恐れがあるので摂取は控え目に!
花粉に悩まされずわが家で安心して過ごすためには?
花粉症の症状を和らげる方法をいくつかご紹介しました。花粉症対策は、グッズや設備を揃えるのも有効な手段ですが、症状を抑える住まい環境について考えてみることも大切です。花粉症の方がつらいと感じるのは、部屋の掃除や布団の上げ下ろし、洗濯物を干したり、取り込んだり…、ごく日常の家事をしている時をあげる人も少なくありません。それらは毎日のことだから花粉症の季節は、憂鬱になりますね。では、家族みんなが健康に過ごせる住まいであるためには、どのような対策が必要なのでしょうか?
花粉症は外にいる時だけでなく、家の中でも症状が出ます。落ち着けるはずのわが家でも花粉症に悩まされるのはつらいですよね。家の中にいても症状が出るのは、家の中にも花粉が入ってきているからに他なりません。花粉症を軽減する住まいの工夫、そのポイントは大きく分けて二つです。一つは「花粉を家の中に持ち込まない」。そしてもう一つが「持ち込んでも散らさずに取り除く」ということ。では、順に解説していきましょう。
持ち込まない対策
花粉が飛散する時季、もっとも注意したいのが玄関です。外に出ると服に花粉が付着します。人が玄関に入ると同時に服に付着していた花粉が家の中に紛れ込んできます。花粉を持ち込まないために、まず自分の服に付着した花粉を家の前で落とす。それだけで家の中に入り込む花粉量が激減します。玄関前で落とすとドアを開けた時に花粉が入ってしまうので、玄関から少し離れた場所で花粉を落としましょう。それでも衣類に付着したままの花粉は必ずありますので、玄関に上着などを置くスペースを設け、室内に持ち込まない工夫もしたいですね。
花粉は洗濯物にも付いてくるので、外に洗濯物を干すのも気になりますよね。花王生活者研究所センターの実験によると、花粉が室内に侵入する経路の中でふとんや洗濯物への付着による持ち込みが約4割を占めるそうです。干す時の気候や時間帯、取り込む際の手間なども考慮すると、花粉が飛散する時季の洗濯は部屋干しがオススメです。室内乾燥機を導入したり、室内用の物干しアイテムなどを利用して、上手に部屋干しを取り入れましょう。ちなみに、お洗濯の際に柔軟剤を使うと花粉が付着する静電気を抑える効果があるそうです。
そしてもう一つ大事なのが、開口部のチェックです。花粉が舞う時季に窓を開けて部屋の換気をする場合は、必ずカーテンを閉めましょう。カーテンは日光を防ぐだけでなく、花粉を部屋に入り込ませない役割もあります。レースのカーテンだけでも1/4まで減らすことができます。空気中の花粉を吸着する素材を選ぶとより効果的です。網戸も必ず閉めておきましょう。また換気をする場合、日中は花粉が多く飛んでいるので、比較的花粉の少ない朝と晩にすると効果的です。
取り除く対策
そして、花粉が家の中に入り込んでしまった場合、最良の方法は掃除です。テレビの外周、AV機器周辺など、静電気がホコリを集める場所は花粉もいっぱいです。こまめに床掃除をしましょう。最初に掃除機をかけると掃除機の排気で花粉が舞ってしまうので、まず拭き掃除をすることがポイントです。花粉が舞わないように濡れ雑巾、またはフローリングワイパーなどで花粉を拭き取ってから掃除機をかけると花粉を舞い上げずに掃除ができます。そして、床の掃除は朝に始めるのがオススメです。人が寝ている間は部屋の空気が動かないので、花粉は朝までの間に静かに落ち、床の上などにたまった状態になっています。家具や床の上に「軽く乗っている」状態なので、モップなどで簡単に取り除けます。また、加湿器で部屋を加湿し、床に花粉やホコリを落としてから拭き掃除するのも効果的がありますので、お試しくださいね。
そして次にオススメするのが空気清浄機の設置です。より多くの花粉を短時間で取り去ることができるので、アレルギー症状の軽減に役立ちます。特に、コンパクトなものやデザイン性の高いものが人気です。というのも、空気清浄機は部屋の目立つ場所に置いておかなくてはならないため、置いていて「邪魔に感じないこと」も重要です。
住まいの花粉対策をご紹介してまいりましたが、いかがでしたか?最後に、花粉対策を応援するパナソニックの最新アイテムをご紹介します。
いまや部屋干しは洗濯の常識!季節を問わず一年中部屋干しされているご家庭が増えていています。花粉やPM2.5が多い季節の洗濯物だけでなく、仕事の都合で帰りが遅くなる日や雨が心配な日も、室内干しスペースがあれば便利です。天井や壁に付けられる物干しユニット「ホシ姫サマ」なら、専用スペースがなくても洗面室やリビングに設置が可能。手元まで竿が下りてくるので干しやすく、使わないときは収納できるから邪魔になりません。2階のベランダを行き来することもなく、洗濯機のある洗面室に設置すれば、家事効率もアップします。
もう一つ、部屋干しお助けアイテムをご紹介します。気流により洗濯物表面に空気の流れをつくって乾燥を促進する、部屋干しファン「せんたく日和」です。5㎝程度の間隔でぎゅっと詰めて干しても素早く乾きます。また「ナノイー」の働きでニオイを抑制してくれるので、部屋干し臭も気になりません。
空気清浄機を置きたいけれど「スペースがない」「邪魔になる」というご家庭には、天井埋め込みタイプの「エアシー」がオススメです。三方向吹き出しルーバーで、室内の空気を効率的に清浄。「スーパーナノテク脱臭フィルター」と「HEPA集じんフィルター」二つの高機能フィルターで、花粉や汚れ、ニオイをしっかりキャッチします。汚れを見つける「パトロール運転」、毎日の汚れを学習する「学習運転」で、汚れに先回りをする「エコナビ」搭載。短い時間で効率よく清浄し、省エネにもつながります。
玄関はウォークインクローゼットタイプの大きめ収納にし、洋服掛けを付けておけば、玄関で上着を脱いでから家の中に入ることができます。Panasonicの玄関用収納「クロークボックス」は、家族構成やライフスタイルに合わせたピッタリのプランが選べます。また、「脱臭ハニカム」と「ナノイー」のハイブリッド脱臭機能で、収納内部のニオイを24時間自動で脱臭するものなので、靴のニオイが衣類に移る心配もありません。
ハイハイしたり、寝そべったり。子どもの生活空間は床からの距離が近い!小さなお子さまがいらっしゃるご家庭は、床材にも気を配った花粉対策が必要です。ダニの死がいや花粉などのアレル物質の働きを軽減する、アレルバスター配合の塗装仕上げです。
子どもの生活空間は床から30㎝のエリア。寝転がってお絵かきしたり本を読んだり。このエリアの花粉対策が必要です。
みなさん、いかがでしたか?花粉対策についてもほんの一部ですが、こんなたくさん対策があるんですね。家族がみんなで健康で快適な住まいのリフォームをぜひご家族でご検討ください。
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